地元の黒豆おいしいよ 鞆渕小児童が販売

紀の川市立鞆渕小学校の4年生から6年生の6人は24日、同市豊田のめっけもん広場で、地域の畑で育てた特産の黒豆の商品を一日限定で販売。用意した黒豆(300㌘)23袋、黒豆納豆24パック(2個セット)が30分で売り切れてしまうほど盛況だった。

昨年に続き2度目。児童たちは総合的な取り組みの一環で、鞆渕の食文化や歴史を学習。地域の人たちに聞き取り調査し、昔ながらの納豆の製法を教わるなど理解を深めてきた。地元農家でつくる「がんこ農家」の協力を得て、地域の畑で去年の6月に苗植えし、収穫も体験した。

何か黒豆の商品を作れないかと考え、昨年は黒豆のみだったが、今回はパッケージ製作会社などとコラボレーションし、初めて黒豆納豆を販売。包装には同校のオリジナルキャラ「くろまめ王子」などをデザインした。

この日、児童たちは「鞆渕の黒豆いかがですか」「僕たちが作ったおいしい黒豆です」などと元気いっぱいにPR。納豆の試食も行った。

6年生の西平樹生(たつき)君は「昔の方法で作る納豆がなくなりかけていると聞いて、後の世代にも伝えていかなきゃいけないと思った。他の豆に比べて甘い鞆渕の黒豆を、もっとみんなに食べてもらいたいし、知ってもらいたい」と話していた。

栽培に関わった黒豆を販売する児童たち

栽培に関わった黒豆を販売する児童たち

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