公立中の卒業式始まる 和歌山市は9日

 県内の多くの公立中学校で8日、卒業式が行われ、新たな門出を迎えた生徒たちは、祝福を受けて母校を巣立った。

 岩出市立岩出中学校(津村吉輝校長)では274人が卒業の日を迎えた。式では、津村校長が「それぞれの道に出発する皆さん。高校では勇気と好奇心を持って中学でチャレンジできなかったことに挑戦してください」と式辞を述べた。

 生徒会長の2年生、長尾峻輔君が「先輩から受け継いだ伝統を大切にし、素晴らしい岩出中学校にしていきます」と送辞。3年生の岩本浩尚君と中谷紗公良さんが「頼られて先輩としての誇りができた。今よりもっと素敵な学校にしてください」と答辞を述べた。

 本紙エリアではこの他、同市の岩出第二中で317人が卒業。紀の川市は、打田中123人、粉河中97人、鞆渕中5人、那賀中60人、荒川中77人、貴志川中201人の計563人が卒業。打田・仙渓分校は9日に式を行い、6人が卒業する予定。和歌山市と海南市、紀美野町も9日に卒業式を予定している。

 県教委によると、県内公立中学校の本年度の卒業生は約8540人。

津村校長㊧から卒業証書を受け取る卒業生

津村校長㊧から卒業証書を受け取る卒業生

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧