県民歌はふさわしいか? 県議会で議論
県が普及に力を入れる県民歌は「県民歌としてふさわしいか」と、中西峰雄県議(自民)=橋本市=が県当局に疑問を呈した。
7日の県議会一般質問でのやり取り。中西議員は歌詞について、「南国紀州の印象が大変強い。浜木綿、常春、南国、黒潮という言葉から醸し出されるイメージが、果たして県民全体を象徴するものとしてふさわしいか」と指摘。「私は県北部の住民だが南国に住んでいる感覚はない。郷土愛を育む県民歌としてどうか」と質問した。
仁坂吉伸知事は、本州最南端の県であることから「南国イメージを当県のアピールに利用することも大事ではないか」とし、「緑の起伏など山をイメージさせるフレーズもあり、私は違和感はないものと考えている」と答えた。
県は県民歌を小学校の音楽の授業に取り入れようと、4月、県内全校にCDを配布する。
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