次なる挑戦へ 紀美野町10周年記念式典

 ことし10周年を迎えた紀美野町の「町誕生10周年記念式典」が6日、神野市場の文化センター「みさとホール」で行われ、町民や行政関係者ら約350人が集い、節目を祝福した。

 平成18年1月1日に旧野上町と旧美里町が合併して紀美野町が誕生。式典では紀美野の10年間の歴史を振り返るビデオが上映され、国歌、町民歌を歌った。

 寺本光嘉町長は式辞で「人口減少や少子高齢化など、10年の歩みは決して平坦な道ばかりではなかったが、両町の均衡ある発展を目指し、まちづくりを進めてきた」と述べ、防災行政無線全町整備、国道370号整備、光インターネット整備といった、防災・減災、交通・生活の利便性向上に向けて行ってきた事業を振り返った。

 さらに「着実に一歩一歩を歩んできたが、取り組むべき課題は山積している。10年を一つの区切りとして次なる挑戦への10年が待っている」として、産業振興や雇用確保、道路整備などの課題を挙げ、「私たちが一致団結して、さまざまな課題に取り組むならば必ずや道は開ける。先人から受け継いだ素晴らしい自然、文化を守り、郷土愛に満ちたふる里をつくっていく」と決意を述べた。

 小椋孝一町議会議長のあいさつの後、地域振興などに貢献した住民をたたえる一般表彰(個人124人、16団体)、自治功労表彰(個人25人)を行い、「まちづくり・定住」部門では、同町マスコットキャラクター「きみちょん」も表彰を受け、寺本町長から表彰状を受けた。

 表彰後、出席した仁坂吉伸知事や県選出の国会議員らが祝辞。出席者全員の拍手に包まれる中、閉会した。

舞台で表彰を受けた「きみちょん」

舞台で表彰を受けた「きみちょん」

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