世界の難民に衣服を 9、10日回収イベント

 急増する世界の難民・避難民に衣服を届けようと、和歌山市内で事業を展開する6の企業・団体は9、10日、㈱ユニクロ、㈱ジーユー両社と共催で衣料回収イベントを開く。同市川辺のイズミヤスーパーセンター紀伊川辺店ユニクロ側モール入り口で、午前9時から午後6時まで。

 ユニクロ、ジーユーが平成19年から国連難民高等弁務官事務所と協働で取り組んでいる「1000万着のHELP」活動の一環。16の国と地域で回収を行い、3月20日現在で794万着の回収実績があり、これまでにヨルダン、タイ、ネパールなど世界各地の難民・避難民に服を届けている。
 今回の回収イベントはこの取り組みを地方に拡大するもので、千葉県市川市、東京都昭島市、神奈川県横浜市に続き和歌山市は全国4番目。各開催地の規模に合わせて回収目標を設定している。
 和歌山市の回収イベントを主催するのは、イズミヤスーパーセンター紀伊川辺店、㈱ゴトウ洋服店、㈱ヤマトクリエーション和歌山、一般社団法人共助のまちづくり協会、一般社団法人県ヘルプセンター、社会福祉法人一麦会と、ユニクロ、ジーユーで構成する「5万着のHELP@紀伊川辺実行委員会」。今回に限り、ユニクロ、ジーユー以外のメーカーの衣類も回収する。くつ下、帽子やベルトなどの小物、下着、制服、体操着は対象外となる。
 実行委員長のゴトウ洋服店、後藤啓太常務取締役は「一つの服の提供が世界の難民を救うことにつながるので、ご協力をお願いします」と社会貢献への参加を呼び掛けている。

他の開催地での服回収イベント

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