ゆがみ補正する靴下 整体道場が開発

膝や腰の痛みなど足のトラブルに悩む人をサポートしようと、足関節のバランスを補正する「O脚補正靴下」を花山温泉整体道場(和歌山市鳴神)の八木隆雄代表(51)が開発した。テーピング入りの靴下で、はくだけでゆがんだ姿勢が正され、足の負担が軽減されるといい、「和歌山は車社会で歩かないため、足のトラブルを抱えている人は多いと思う。そういう人たちの役に立てば」と話している。

同道場は、足から全身を整えていき、慢性症状を減らす整体が特徴。足裏のアーチが崩れると、足がねじれたり、重心が左右どちらかに傾いたりし、膝への負担や慢性の腰痛、肩凝りなどにつながるという。

以前から患者の足に直接テーピングを施すなどしてアーチを補正していたが、どこでも24時間、手軽にサポートできないかと、足の先、かかと、両側面に計4本のテーピングを織り込んだ補正靴下を開発した。

補正具合には個人差があるが、扁平(へんぺい)足の人がはくと土踏まずが現れたり、足の外側のアーチが低くなっている人がはくと外のアーチが起きてO脚が正される。姿勢が良くなる人もいるという。

特許庁の実用新案登録に出願し、4月から同道場と「靴のまつや」各店で本格販売を始めた。高齢者だけでなく30~40代にも好評。特に女性に人気だ。

1足税込み2052円。子ども用(18・5~22・5㌢)、女性用(22・5~24・5㌢)、男性用(24・5~26・5㌢)の3サイズ。

八木代表は「足のトラブルは早いうちから予防するのが一番。この靴下で、介護が必要になる人が一人でも少なくなれば」と期待している。

同道場では60歳以上向けに足の無料健康教室も開いている。問い合わせは八木代表(℡073・460・2452、メールyagi@biyou-style.com)まで。

開発した靴下を手に八木代表

開発した靴下を手に八木代表

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