消費者相談3年連続増 ウェブ関連多く

平成27年度、県消費生活センター(和歌山市手平)に寄せられた消費者相談件数は6550件(前年度比93件増)で、3年連続増加した。特にウェブサイト関連の相談が多く、2年連続で1200件を超えた。

ウェブサイト関連の相談は25年度の974件に対し、26年度は1238件と一気に増加。27年度は1216件と22件減少したものの、全体の約2割を占めた。特にスマートフォンが関係する相談が771件と大半を占めており、スマホの普及が要因と考えられる。

相談内容は、「アダルトサイトでクリックすると登録完了になり、10万円を請求された。怖くなってギフト券で支払ってしまった」などの「ワンクリック請求」が最も多く、ウェブサイト関連全体の49%(591件)を占めた。

次いで架空請求が31%(383件)で多かった。

同センターは「『登録になりました』などと表示されても契約は成立していない場合がほとんどです。業者には絶対に連絡しないようにし、最寄りの消費生活センターなどに相談しましょう」と注意を呼び掛けている。

27年度はその他、健康食品に関するトラブルの相談が197件(前年度比19件増)と微増。洋服などの買い取り業者が訪問し、しつこく貴金属も売るように言われたなどの相談が前年度比1・5倍の92件あった。

 

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧