重文の埴輪など常設展示 紀伊風土記の丘

岩橋千塚古墳群・大日山35号墳の出土品が、国の重要文化財に指定され、県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋)で常設展示されている。

同墳出土品は、ことし3月の文化審議会で重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申された。

出土品のうち、埴輪(はにわ)8点は先月8日まで東京国立博物館(東京都台東区)で行われていた「特集陳列 平成28年新指定国宝・重要文化財」に貸し出し、このほど返却された。貸し出されていたのは、頭の両側に顔がある両面人物埴輪、翼を広げた鳥形埴輪、矢を持ち運ぶケースである胡ろく形埴輪、水鳥形埴輪、人形埴輪3体。

常設展示ではこれら8点に加え、出土した埴輪17点、須恵器4点を併せて展示している。

問い合わせは同施設(℡073・471・6123)。

翼を広げた鳥形埴輪や水鳥埴輪が展示されている

翼を広げた鳥形埴輪や水鳥埴輪が展示されている

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