花のきらめき展 19日まで文化協会華道部

 和歌山文化協会華道部(谷口麗甫部長)の生け花展、第36回「花のきらめき展」が19日まで、和歌山市の県民文化会館で開かれ、爽やかに生けられた季節の花々が来場者を出迎えている。

 74人が流派を越え、1人席や2人席、3人席で55作品を出展。初日の17日に行われた式典で、同協会の楠山繁会長は「2、3日前まで自由に生きていた花たちですが、何かの因縁でここへ運ばれてきました」と笑いを誘い、「会員が『花たちが、今までと違う生き方ができるように』と生けた花。花の気持ちと、生けた方の心の両方を感じ取っていただければ」とあいさつ。岸本周平衆院議員らを迎え、テープカットで祝った。

 会場には、涼しげな水盤に生けたヤマツツジやアジサイの他、凛とした白のコチョウラン、みずみずしいアジサイやヒマワリ、トルコキキョウなど初夏を感じる作品、熱帯植物を取り入れたリゾート感あるモダンなものまで、さまざまな表現が並んでいる。

 華道部では「それぞれの思いや表現で生けた季節の花々をどうぞお楽しみください」と呼び掛けている。

 入場無料。茶席も設けられている。午前10時から午後4時まで。問い合わせは同館(℡073・436・1331)。

季節の花々で彩られた会場

季節の花々で彩られた会場

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