「ねごろ歴史の丘」 観光推進協が発足

 岩出市の根来を拠点に、官民が一体となり観光事業の振興や地域の活性化を図ろうと、市内の観光、商工関係などの7団体は19日、「ねごろ歴史の丘」観光推進協議会を設立した。同日は市民俗資料館で設立総会が開かれ、役員の選出や本年度事業計画などを決めた。

 同協議会は、市観光協会、市商工会、市飲食業生活衛生同業組合、岩出まちづくり協議会、NPO法人根来山げんきの森倶楽部、紀の里農業協同組合岩出支所、根来寺の7団体で構成している。

 総会には、構成団体役員や来賓ら約30人が出席。議事では役員の選出が行われ、会長には北田信幸さんが就いた。

 本年度の事業計画では、4月にオープンした「ねごろ歴史資料館」や旧県会議事堂の管理運営を行い、これらの施設を中心としたエリア「ねごろ歴史の丘」を拠点に、観光シーズンに合わせたイベントや地元の食材を生かした商品の企画などに取り組んでいくことを決めた。

 また、テレビや雑誌などのメディアを活用した情報発信、県内外各地でのPR活動を行い、誘客を推進することを掲げた。

 北田会長は「各種趣向を凝らし、おもてなしの心で観光客を迎え、魅力あるまちづくりへ一致団結したい」とあいさつ。来賓の中芝正幸市長は「協議会が設立されることは市にとって大きな弾みとなる。観光から始まる市の地方創生を進めることができれば」と話していた。

設立総会に臨む関係者ら

設立総会に臨む関係者ら

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