第65回「市展」始まる 第1期は日本画など

県内最大規模の公募展「第65回和歌山市美術展覧会」(市展)が29日、同市民会館で始まった。初日には来賓や審査員を迎えてテープカットが行われ、大勢の美術ファンが精力的な作品をじっくりと鑑賞していた。

日本画「青葉のころ」で市長賞に輝いた橋本市の谷口澄子さん(65)は、昨年に続き2度目の市長賞。「まさかの受賞で驚きです。青葉の季節に、女性の美しさを重ねて表現しました。絵を描き始めて3年ほどですが、日本画に出合えたことに感謝です」と笑顔で話していた。

7部門で、ことしは昨年より50点多い264点の応募があった。第1会期「日本画・工芸・いけ花」は7月3日まで。入賞入選・無鑑査・招待・審査員作品として、日本画69点、工芸43点、生け花24点を展示。

第2会期「書道」は6日から10日まで、第3会期「洋画」は13日から18日まで、第4会期「写真・彫塑」は20日から24日まで。午前9時半から午後5時まで。各会期中の日曜は、各審査会委員が展示作品の解説や質問に応じる「ギャラリートーク」(午後1時半~)がある。

見応えのある力作が並ぶ会場

見応えのある力作が並ぶ会場

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧