詐欺防止など啓発 小学生「愛すメール」

和歌山市立雄湊小学校(同市東坂ノ上丁、川本美紀校長)で4日、暑中見舞いを通じて特殊詐欺被害の防止や安全を啓発する「思いやり愛すメール」事業が行われ、5年生45人が手紙を書いた。

和歌山西署、同署少年補導員連絡会(畑中幹造会長)、市地域安全推進員会西支部(富田信夫支部長)が実施し、市内3ロータリークラブなどが協力。

同署管内の小学校5、6年生1474人に暑中見舞いはがきを贈り、同校には畑中会長と冨田支部長が訪れ、児童代表の田慧君(10)と山田弘樹君(11)に手渡した。

水の事故や詐欺被害の防止を訴える啓発文が印刷されたはがきに、児童はイラストやメッセージを添えて暑中見舞いを書き、発表。いとこと旅行の約束をしたり、遠くに住む友人を気遣ったり、それぞれの思いを込めた内容となった。

福島愛音さん(11)は「普段、手紙はあまり出さない。書くのは難しいけど、思いをそのまま書けるので楽しい」、瀬嶋音羽さん(11)は「恥ずかしくて言えないことも書けるので、手紙の力はすごい」と楽しんで書いていた。

畑中会長は「子どもたちの思いやりや手紙に書いた気持ちが届けばいいと思う。受け取った人も犯罪や事故に気を付けてくれれば」と話した。

暑中見舞いを書く児童ら

暑中見舞いを書く児童ら

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