初の傾聴ボランティア アップル市長訪問

和歌山市で初めて傾聴ボランティア活動を開始した市民団体「ボランティアグループ・アップル」(岡育子代表、会員55人)が2日、市役所の尾花正啓市長を訪問し、今後の社会貢献活動への決意を語った。

同団体は平成9年に設立。高齢者福祉施設を訪問して、童謡や懐メロなどを歌いながら、手遊びやリズム楽器を取り入れてふれあう音楽療法の活動を続けてきた。傾聴活動はことし3月、第1回の研修会を実施し、25人が参加。5月に団体内に傾聴ボランティアのグループを発足させた。今後は、市内4施設を月1回訪問して傾聴活動を行う。

市役所を訪れた役員4人は、傾聴ボランティアの苦労について、「相手が心を開いて話してくれるか分からない状態から始めるので、難しさもある」と紹介。尾花市長は「施設利用者は、スタッフに打ち明けられない本心もあるだろうから、傾聴ボランティアは大変意味がある」と、活動に期待を寄せた。

活動への思いを話す岡代表(左から2人目)

活動への思いを話す岡代表(左から2人目)

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