福祉の職場で働こう 県社協が就職フェア

県内の福祉関係施設、事業所の就職情報を担当者から直接聞ける県社会福祉協議会主催の「福祉・介護・保育の就職フェアわかやま」が2日、和歌山市の和歌山ビッグ愛で開かれ、求職者約150人が参加した。

高齢者、障害者、子どものそれぞれの福祉に取り組む県内の事業所を中心に57ブースが出展。福祉の資格取得に関する相談コーナーなども設けられ、卒業を控えた専門学校生らがブースを回り、各事業所の特徴や仕事内容を聞き、情報収集していた。

同フェアは約20年続いており、毎年、来場者の約3割がフェアで出合った事業所に就職している。本年度の就職活動は売り手市場ということもあり、ブースの出展も多かった。

和歌山社会福祉専門学校の貴志涼太さん(25)は「就職時のミスマッチを防ぎ、キャリアアップにつなげたいと思い参加した。児童関連の施設で話を聞いたが、仕事の大変さとともにやりがいについても知ることができた」。同協議会の更井俊児事務局次長は「最近は福祉の求人が増えている。良い事業所と求職者のマッチングにつながれば」と話した。

ブースで面談する採用担当者と求職者

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