球児の夢舞台へ 市和歌山が堂々行進
第98回全国高校野球選手権大会が7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式では各都道府県の代表校が力強く行進。夢の大舞台に踏み出した。
大観衆が見守る中、出場49校が南から北の順に登場。県代表の市和歌山は18番目に入場し、堂々と行進した。
主催の朝日新聞社代表取締役社長の渡辺雅隆大会会長は「夢の舞台でプレーできる喜びを胸に、持てる力を存分に発揮してください」とあいさつ。選手を代表して市尼崎(兵庫)の前田大輝主将が宣誓。4月の熊本地震にふれ「私たちのプレーに共感と新たな希望、そして生きる力を感じてくださるなら、本当に幸せです」とし、「これからの100年も、高校野球が皆さまに愛される存在であり続けるよう、未来への懸け橋として、ここ甲子園で一生懸命、最後までプレーすることを誓います」と述べた。
市和歌山は大会第4日の第3試合で星稜(石川)と対戦する。開会式後、市和歌山の河﨑真主将(3年)は「思ったよりも観客が多くて驚いた。懐かしい感じで、勝ちたい気持ちが強くなった」と振り返り、「簡単に勝てる相手ではないが、何とか接戦に持ち込みたい」と意気込みを語った。
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