平和の鐘に祈り 「終戦の日」催し各地で

71回目の終戦の日を迎えた15日、戦没者を追悼し、平和を祈って鐘を鳴らす催し「平和の鐘打鐘会」が和歌山市や海南市、紀美野町の計36カ所で行われた。家族連れらが平和の願いを込めて鐘をつき、非戦への誓いを新たにした。

和歌山ユネスコ協会(芝本和己会長)が主催し、ことしで69回目。和歌山市吹上の岡山の時鐘堂では、約50人が参加し、正午に1分間黙とうを捧げた後、1人ずつ鐘を鳴らした。

同協会の芝本会長は、「戦争は人の心の中で生まれる。平和を強く願い、争いをなくしましょう」とあいさつし、折りに触れて平和を願うことの大切さを訴えた。

初めて参加した岩出市の男性は「厳かな雰囲気に、平和を願う気持ちが改めて強くなりました」と話した。

岡山の時鐘堂は大坂夏の陣で徳川方が獲得した青銅製の大砲を徳川吉宗が釣り鐘に鋳直させたもので、県文化財に指定されている。

鐘をつく参加者たち

鐘をつく参加者たち

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