絵画や写真がクッキーに モンティグレで

和歌山城やバラの花束、よさこいの踊り子――。和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)1階の展示スペースに並ぶ、一見絵画のような作品、実はこれ、全てクッキー。

イラストや写真、文字をプリントできるフードプリンターで制作したもので、同ホテル3階に先月オープンしたケーキショップ「ラ・パティスリー・シュシュ」が県内で初導入した。コーティングしたホワイトチョコに、食紅でプリント。同市のグラフィックデザイナー・宇佐美コーゾーさんのデザイン画を基に制作したものを中心に、8点を展示している。

パソコンからデジタルデータを送って制作し、たいていは数分で完成する。同ホテルの映画イベントの記念回に、モンティグレのキャラ「モンティー」をクッキーにプリントして来場者に配布。先日の「おどるんや」では、携帯電話などで撮影した写真をその場でクッキーに印刷して販売するなど、好評だったという。

結婚式や企業の周年行事など、さまざまな場面で喜ばれそう。ただ「もったいない」と食べられない人が多いのだとか。A4サイズで2500円。ケーキにも対応する。

同店の森謙太郎シェフ(43)は「記念日や贈り物に、とっておきのおいしい1枚を作りませんか」と呼び掛けている。展示は31日まで。それ以降は同店内で紹介する。

フードプリンターで制作したクッキーを手に森シェフ

フードプリンターで制作したクッキーを手に森シェフ

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