真田オリジナル切手販売 近畿の郵便局で

日本郵便㈱近畿支社(大阪市、矢﨑敏幸支社長)と同社信越支社(長野市、川野陽一支社長)は24日から、戦国武将・真田幸村のゆかりのある名所をモチーフとしたオリジナルフレーム切手「戦国時代を駆抜けた武将~真田幸村の軌跡~」の販売を始めた。県内の全郵便局をはじめとする近畿地域1348局(一部郵便局取り寄せ、簡易郵便局除く)、信越地域14局(一部簡易郵便局除く)で取り扱う。

同社近畿支社は、ことし1月に大河ドラマ「真田丸」の放映を記念して、真田幸村にゆかりのある九度山の名所と、昌幸、幸村、大助の真田3代と真田家に仕えた家臣「真田十勇士」をモチーフとした切手2種類を発売し、好評を得た。

今回はさらに幸村のゆかりある地域の活性化を目指すとともに、幸村がたどった足跡や功績を幅広く知ってもらおうと信越支社と協力し、販売することになった。

新発売の切手には九度山にある昌村、幸村の屋敷跡「真田庵」や「雷封じの井」、「蓮華定院」といった県内の名所をはじめ、大坂夏の陣の際、戦勝祈願をする前に休憩をとったとされる大阪府の石碑「真田幸村休憩所跡」、守護神として崇敬した長野県の神社「山家神社」など10種類のデザインが1シート(82円切手10枚)に収められている。

発売初日には九度山町役場に矢﨑支社長が訪れ、オリジナルフレーム切手を岡本章町長に贈呈した。地元の九度山郵便局の青木勉局長は「真田一族が訪れた九度山、信州、大阪の地を知ってもらえる機会になれば」と話し、「切手を通して九度山の知名度が上がればいいですね」と期待を込めた。

切手は1シート1400円。各郵便局の他、同社ウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも販売している。また、10月9日にJR高野口駅前大通りで開催するイベント「歩行者天国」、同月10日の「将星真田幸村花火大会」で設ける臨時出張所でも切手を取り扱う予定としている。

切手を手にする九度山郵便局職員

切手を手にする九度山郵便局職員

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