和歌山城にスズムシ1万匹 有田川町が贈る

 初秋の和歌山城を涼しく楽しんでもらおうと、有田川町からスズムシ1万匹が1日、和歌山市に贈られた。

 和歌山城への放虫は2年ぶり2回目。同町では、下水道事業普及促進のため毎年、下水道処理施設内の敷地にスズムシを放すとともに、繁殖も行っている。

 和歌山城鶴の渓で行われた放虫式には、有田川町の中山正隆町長や同町公共下水道推進協議会副会長で、鈴虫愛好会の藤岡昌三会長、市立城北保育所の園児らが参加。中山町長は「9月いっぱいまで音色の花を楽しんでもらいたい」とあいさつ。尾花正啓市長は「秋が深まるにつれて涼しい音色を来場者にも楽しんでもらえる」と感謝した。

 スズムシを初めて見たという園児も多く、箱に入った無数のスズムシを最初は怖がっていたものの、時間がたつにつれて慣れ、手に乗せるなど触った他、音色も楽しんでいた。

スズムシの放虫を楽しむ尾花市長㊧と園児ら(円内はスズムシ)

スズムシの放虫を楽しむ尾花市長㊧と園児ら(円内はスズムシ)

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