伏虎中跡地活用の議案提出 9月市議会開会

和歌山市議会の9月定例会が7日に開会し、来年4月の市立伏虎義務教育学校開校後の現伏虎中学校跡地への県立医大薬学部誘致に関し、土地の無償貸与の条件を設定する特別措置条例制定議案などが上程された。

同案について小林亮介財政局長は提案理由説明で、「和歌山城に面した市内有数の市有地であり、市民会館を含めて誘致活動に対する市民の関心も高い」とし、通常、公共団体に貸し付ける際には議会の議決を経ずに市長の権限で執行できるものながら、議会の判断を求める理由を説明した。

市は、平成28年度一般会計を30億527万円増額する補正予算案など全16議案を提出。補正後の一般会計は1504億1218万円。会期は29日までの23日間で、一般質問は9日から16日まで、16日に議案の委員会付託を行い、29日に委員長報告、討論、採決を行う。

補正予算案の内容は、市内に就職・定着した人の奨学金返済を助成するための基金積み立て(4000万円)▽木造住宅耐震診断、耐震ベッド・シェルター補助の増額(959万円)▽介護ロボット導入の促進(4056万円)▽杭ノ瀬児童館整備に伴う実施設計の委託(2264万円)――など。

伏虎中跡地活用などを議論する9月市議会が開会

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