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生き方を考えるトークセッション　西脇中

和歌山で頑張っている人を紹介し、中学生に生き方を考えてもらうトークセッションが９日、和歌山市西庄の西脇中学校（北垣有信校長）で行われ、２年生１６６人が人生についてアドバイスを聞いた。

㈱エイコーコジマの小島吉勝専務取締役が、若い人に働く意味や生き方を考えてもらおうと主催。ゲストに㈱信濃路の西平都紀子社長、㈲柑香園の児玉芳典社長、アルテリーヴォ和歌山のミッドフィルダー高瀬龍舞さんが参加した。

セッションは中学生の誰もが考える友人のことや将来のこと、家族のことなど複数のテーマを質問として取り上げ、３人が自身の経験を基に質問に答えた。

「親には勉強しろと言われるが、やっぱり遊んでいる方が楽しい」という質問に対して、西平社長は「親がそう言うのは当然のことだと思う。自分がメリハリをつけてバランス良くできていれば良いのではないか」と話した。

また、「夢が見つからない」という質問では高瀬さんが「自分はずっとサッカー選手になるという夢を持っていたのでこの質問は少し難しいが、自分が何年後、どうしていたいかというぼんやりしたビジョンが夢なのだと思う。その中で夢が見つかれば、あとは実現に向けて進むだけ。思い通りに行かないことも多いが、またそれも楽しいと思う」と夢に対する自身の考え方を話した。

最後に生徒から「いろんな趣味を見つけたい」という質問が寄せられ、児玉社長は「いろんなことをやるよりも、一つのことに打ち込めば、そこからいろんなことが見えてきて、興味が湧くのではないか」とまずは一つの趣味に打ち込むことを勧めた。

授業に参加した女子生徒は「今まで自分が知らなかった仕事の話がたくさん知ることができて良かった」、別の女子生徒は「将来の夢はまだ決まっていないが、これからゆっくり考えていこうと思った」と話した。