青年交流団来県 ドミニカ・オーストリア

 内閣府の国際青年育成交流事業の一環で、ドミニカ共和国とオーストリアの青年交流団17人が1~5日の5日間、県内を訪れた。

 同事業は、日本と海外の青年が、それぞれの国に派遣され、文化体験やディスカッションを行う。今回来県した交流団は9月26日から日本に滞在。県内では有田川町を拠点に、ミカン農園や図書館の視察、紙すきや茶道などの日本文化体験を行った。

 4日には県庁を表敬訪問し、県の日吉康文環境生活部長らが歓迎。日吉部長は「滞在する中で文化の違いに驚くこともあったと思う。帰国したら和歌山の魅力を家族や友人に伝えてほしい」とあいさつ。ドミニカ共和国団長のカルロス・ラファエル・ザーズエラ・レイモンさんは「和歌山では良い経験をした。美しく、素晴らしい人たちに出会えたことに感謝したい」と話した。

 懇談では、交流団メンバーが和歌山のペットに対する取り組みや産品などについて質問を投げ掛け、日吉部長らは県の取り組みについて紹介した。

 記念品の贈呈があり、県からは紀州てまりと根来塗りの名刺入れ、ドミニカからはラム酒など同国の特産品、オーストリアからは同国の画家クリムトの作品がデザインされたマグカップや同国の作曲家モーツァルトの名を冠したチョコレートが贈られた。

 交流団は5日からは富山県でホームステイした後、東京に移動し、終了式、解団交流会に参加して11日に帰国する。

県庁を訪れた交流団の皆さん

県庁を訪れた交流団の皆さん

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