土俵で元気に「泣き相撲」 山路王子神社
子どもの無病息災を祈る「泣き相撲」(奉納花相撲)が9日、海南市下津町市坪の山路王子神社(上田今朝男宮司)で行われ、生後4カ月から3歳までの男児約160人が、元気いっぱいに泣き声を上げる取組を見せた。
400年以上前から続けられ、県の無形文化財に指定されている同神社の伝統行事。清められた土俵の土に男児の背中を付けると丈夫に育つという言い伝えがある。
赤いまわしを締めた男児が境内の土俵に入り、介添えの氏子に支えられながら相撲。背中に土が付けられ、泣き声を上げると、取組を見守っていた多くの見物人らは「泣いた! 泣いた!」と男児の勇姿に歓声と拍手を送っていた。
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