つながる表現の可能性 エイブルアート展
障害のある人も、ない人も、芸術でつながる「エイブル・アート近畿2016ひと・アート・まち和歌山」が28日、和歌山市のJR和歌山駅前わかちか広場で始まった。30日まで。近畿労働金庫主催、本紙など後援。
3㍍×8㍍の布に描いた「鯨」「蛙」「馬」「人間」の大迫力の書が出迎えている。「うごく」をテーマに、県内外の障害のある人が背丈ほどの大きな筆3本で完成させた。伸びやかな太い線で、足跡も作品の一部として残っている。
県内の18才以上の障害のある人が描いた絵画23点も紹介。事前に同市新通のゲストハウスでも展示され、寄せられた感想も「ラブレター」として添えている。
紀の川市の作業所「ポズック」の利用者の絵画など約20点も並び、新聞紙アートやジャンベ演奏などの無料ワークショップを開催する。
近畿労働金庫総合企画部室長の浦田和久さん(57)は「アートを通して、誰もが社会に価値を提供していることを一人でも多くの方に感じ、考えてもらえたら」と呼び掛けている。午前10時から午後6時まで。
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