花とペアの芸術 13日まで文協総合美術展

多彩なジャンルの芸術作品と生け花が一体となったユニークな展覧会「第63回総合美術展」(和歌山文化協会主催)が10日、和歌山市民会館で始まった。

13日まで。会員の絵画や工芸、書や俳句などの作品に合わせ華道部員が花を生け、2人1組で一つの世界を表現する全国的にも例のない美術展。見事に調和した66組の作品が一堂に紹介されている。

初日の式典では、同協会の楠山繁会長が「華道部の皆さんが美術品の心を把握して生け、ペアで表現されたよそにない美術展。一体となり、和やかで温かく、生き生きした空間を楽しんでもらいたい」とあいさつ。

仁坂吉伸知事の書「世界」には、中本洋甫さんがミカンやキクを、尾花正啓市長の妹背山の水墨画には、岩井利子さんが白のツバキやナンテンなどを添えた。

県選出国会議員の書や水墨画、与謝蕪村や九度山の真田昌幸・信繁父子にちなんだ﨑山瑤南さんの書なども目を引き、来場者は一体となった表現をじっくりと鑑賞していた。

午前10時から午後5時まで。

一体となった世界を楽しむ来場者

一体となった世界を楽しむ来場者

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