他校に通学へ 毛原小・長谷毛原中の子ども

 紀美野町議会第4回定例会は29日に開会し、町当局は、毛原小学校と長谷毛原中学校の児童生徒を、来年度から下神野小と美里中に通学させる方向で協議を進めていることを明らかにした。

 寺本光嘉町長が冒頭の行政報告で説明。毛原、長谷毛原の両校育友会長と代表者が10月21日、寺本町長宛てに申し出た。ことし4月以降、保護者間で両校の今後の在り方について意見交換を重ね、下神野小と美里中に児童生徒を通わせる意思を固め、すでに地域に趣旨を伝え、了承を得ているという。

 町教育委員会によると、ことし4月時点で毛原小は本年度の入学者はおらず児童数9人、長谷毛原中の生徒数は5人となっている。

 申し出を受け、寺本町長は「教育委員会でも慎重に協議をしており、地元区長への説明会を行うなど、保護者の願いに沿った教育行政を行っているところ」と説明した。この他、町は定例会に条例の一部改正、補正予算など計17議案を上程した。

 平成28年度一般会計補正予算案は1億5111万1000円を増額。主な事業として、臨時福祉給付金(経済対策分)支給事業に4382万円、地域医療介護総合確保事業施設等整備費補助金に3758万9000円、集会所の屋根修繕費に208万5000円などを計上している。補正後の一般会計総額は73億8028万9000円となる。

 定例会の会期は12月13日までの15日間。一般質問は6日に予定している。

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