安心の地域づくりに 生保協会が福祉車両寄贈

生命保険協会県協会(会長=前田敏志第一生命和歌山支社長)は福祉サービスに活用する福祉巡回車として、スズキアルトバンを九度山町社会福祉協議会(岡本章会長)に贈呈。2日に和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で寄贈式と引渡式が行われた。

車両は9月に同協会に加盟している生命保険会社18社により実施された「喜の国ふれあい募金」で集められた募金の一部を財源に贈られた。同募金による車両の寄贈は35台目。同募金では車両の他、タオルや各施設の希望備品を寄贈している。

式典では同協会の前田会長が「九度山町の見守りネットワークの武器として詐欺防止や高齢者の健康管理に役立ててもらい、安心できる地域づくりに貢献できれば」とあいさつ。目録を受け取った同協議会の溝端たえ副会長は「九度山は山が多く、狭い道も多いので、車があれば安心して送迎できる。事故のないように大事に乗りたい」と話した。

巡回車は寄贈された後、外出が困難な人の送迎や地域のパトロールなどに活用される。

車を受け渡す前田会長㊧と溝端副会長

車を受け渡す前田会長㊧と溝端副会長

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