ものごと実る新年に 春日神社の絵馬新しく

 海南市大野中の春日神社(三上秀信宮司)に来年のえと「酉(とり)」の絵馬が奉納され、掛け替えられた。

 数年前に一般から絵馬の作り手を募集して以来、兵庫県神戸市の前友香さんが奉納している。今回の絵馬は、松の枝にたたずむ優雅な尾長鶏が描かれ、「招福開運」の文字が添えられている。

 来年は「丁(ひのと)酉」で、三上宮司によると「酉」は結果が実る、「丁」は成功に導くの意味があり、縁起の良い文字の組み合わせ。同じ組み合わせは60年に1度で巡り、三上宮司は「苦労してきたものごとが実る年になればいいですね」と話していた。

 同神社の正月行事は、1月1日に古代米の甘酒のふるまい(先着800人、無料)、1日、2日に松煙墨(しょうえんずみ)を用いた「書初会」、1~3日に「どんと」の煙を体に当てて健康を祈念する「春日お火まつり」が行われる。

 問い合わせは同神社(℡073・483・7547)。

尾長鶏が描かれた絵馬と三上宮司

尾長鶏が描かれた絵馬と三上宮司

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