IR誘致へ人員増で体制強化 和歌山市長
カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を15日に表明した和歌山市の尾花正啓市長は16日の定例記者会見で、誘致に向けた体制の強化に意欲を示し、報道陣からは具体的な取り組みについて質問が相次いだ。
誘致関連の費用については、平成29年度当初予算案への計上はなく、尾花市長は「今後の状況を見ながら、必要があれば補正予算に盛り込む」と説明した。
誘致推進の組織体制に関しては、部署を新設する考えはないとした上で、推進の中核となる政策調整課の「人数を増やすことを考えている」と述べ、増員によって誘致体制を強化するとした。
カジノの入場を外国人に限る方針については、「業者から進出の条件に制限の緩和を求められた場合、どうするのか」との質問に対し「外国人専用という点は外さない。これがギャンブル依存症を防ぐ一番の対応策だ」と述べ、方針を変える考えはないことを強調した。
IRの誘致による市への効果については、現在は年間約600万人となっている市への観光客を、500万人以上増やしたいと述べた。
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