第84回自由民主党大会開催 ~8年ぶり党員100万人回復~

二階 俊博

3月5日、東京で「第84回自由民主党大会」が開催されました。全国47都道府県から党員・党友の皆さま、約3500名が集結し、年に一度開催される党の最高機関です。

来賓として、友党・公明党の山口那津男代表、経団連の榊原定征会長にご出席いただき、ゲストには原晋青山学院大学陸上部監督や女子卓球の福原愛選手等をお招き致しました。

また、これに先立ち前日の4日には「全国幹事長会議」「全国青年部・青年局、女性局合同会議」の他、災害被災地復興支援の「自民党屋台村」も開催しました。それぞれ各県代表の真剣な議論と党員同士の交流により、大いに盛り上がりました。

党大会は、私自身、昨年8月の幹事長就任後、初の開催であり、党を代表し議事冒頭において「党情報告」を行いました。自民党が安定的な政治基盤のもと政権を担うことができるのも、一人ひとりの党員の皆さまのお支えのおかげであります。その意味で、私は幹事長就任直後に出演したテレビにおいて、必ず幹事長在任中に100万党員を実現するという宣言をいたしましたが、平成28年の党員は前年から約5万7000名増えて、「104万3790名」となったことを報告させていただきました。これは、自民党が政権を失う前の平成20年以来、実に8年ぶりのことであります。時には力強く、温かくお支えいただき、時には厳しい叱咤激励をいただく党員の存在こそが自由民主党を前進させる原動力です。私は次なる目標を「120万人」と定め、この目標を着実に達成し自民党の足腰をさらに強くすることを全国党員の皆さまの前で誓いました。

その他、重要なテーマとして総裁任期を「連続3期9年」までに延長することが、正式に決定されました。私はかねてから、安定した政治こそが経済の好循環を生み、諸外国との外交においても信頼を勝ち取るという観点から、国民の支持がありながらも、自民党の党則のために次の総裁選に立候補できない状況を改善するべきと考え、すでに総務会の了承を頂いておりましたが、今回の党大会において党員・党友の皆さまから異論なく満場一致で正式に承認されました。米国トランプ大統領の出現、中国習近平体制の強化、ロシアとの外交交渉、韓国の混迷、不安定さを増す北朝鮮問題等、日本を取り巻く外交情勢はどれも重要な局面に差し掛かっています。このような状況で日本のリーダーが次々に変わることが良いことかそうでないかは論を待ちません。私が常日頃から「ポスト安倍」は安倍総理であると申し上げているのは、今こそ日本の政治に必要なのは「変革・混乱」ではなく「安定」であると考えるからであります。

自由民主党は数の力におごることなく、常に謙虚に慎重に政治を進めていかなくてはなりません。友党・公明党とともに、国民の皆さまの声に耳を傾け、緊張感を忘れずに引き続き政権を担ってまいる決意であります。

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