地ビール命名「あがら」 和大生とのPJ
和歌山市で初めてビール醸造のライセンスを取得した居酒屋「紀州応援酒場『三代目』」(十一番丁、吉田友之社長)と和歌山大学の学生8人が共同で取り組んできたネーミングコンペ「和歌山地ビールプロジェクト」は26日、審査結果を発表し、地ビール名を「あがら」に決定した。
観光学部4回生の西上怜歩さんがプロジェクトの代表を務め、「和歌山の新たな発見になる。みんなが笑顔になる。和歌山愛で溢れる。」をコンセプトに、2月中旬から約1カ月にわたり地ビールの名前を公募。応募295点の中から、1次審査で4点に絞り、さらに同店やSNSからの一般投票で決定された。
発表は市役所十四階農園で行われ、プロジェクトでSNSによる広報を担当した同大3回生の中里真衣佳さんは「『あがら』は赤ちゃんを育てている30代女性からの応募で、共にビールを飲む日が来ることへの願いが込められており、和歌山愛をうたうコンセプトに合っていると感じました」と笑顔で話した。
同大観光学部の出口竜也教授は、プロジェクトに参加した学生たちの学びについて「人と人がどのようなつながりを持つと持続可能な仕組みができるのかを体験的に学ぶことができたのではないか」と手応えと期待を話した。
同店では今後、和歌山地ビールを「あがらのペールエール」「あがらのヴァイツェン」などと表示して販売する。
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