心躍るチョークアート ぶらくりで作品展

 チョークアートの展覧会「WeAreTheWorld」が9日まで、和歌山市のぶらくり丁内のalmo(アルモ)ギャラリーで開かれている。

 本場オーストラリアで学び、同市でチョークアート教室を開く、林まきさん(33)と、8人の生徒が動物や食べ物などをモチーフに描いた24点を出品している。

 チョークアートは黒い塗料を塗った木の板に、チョーク(オイルパステル)で指のみを使って描き、色をぼかすなどしながら表現。生徒は習い始めて1年ほどという人がほとんどだが、一定の講習を修了し、すでに個人で活躍する人も多いという。

 愛犬をモデルにした林さんの個性的な作品の他、バラの花やクマをモチーフにした結婚式のウェルカムボード風のもの、犬の毛並みがふんわりと写実的に描かれたものなど、表現もさまざま。ベーグルの形に、丸くなる柴犬の姿を重ねて描いた愛らしい一枚もある。

 生徒の一人で、チョークアート作家を目指しているという同市の瀧本未来さん(26)は「色を塗り重ねて、鮮やかな絵が浮かび上がってくると、わくわくします。今後は似顔絵にも挑戦してみたいです」と笑顔。林さんは「始める人の中には絵を描いたことがない人も多く、絵心がなくても大丈夫。いくつになっても挑戦でき、表現できるチョークアートの楽しさが皆さんに伝わればうれしいです」と話している。

 8日を除き林さんがほぼ在廊し、室内で作品を制作中。午前11時から午後7時まで。問い合わせは同所(℡073・499・4588)。

会場で来場者と歓談する林さん㊧

会場で来場者と歓談する林さん㊧

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