80年代をリフレイン 魚住弘樹さん新CD
和歌山市のミュージシャン、魚住弘樹さん(53)が、自身2枚目となるシングルCD「REFRAIN」(リフレイン)をリリースした。80年代のJポップを意識したといい、どこか懐かしいメロディーラインに、艶のある魚住さんの歌声が重なる。魚住さんは「80年代の雰囲気を進化させて仕上げた一枚。当時のいいものをリフレインさせる(繰り返す)意味でも、皆さんと何かつながり、懐かしいものを感じてもらえれば」と話している。
昨年の春、顔面まひの症状が出て入院を余儀なくされた魚住さん。9日間の入院生活の中でも曲作りに取り組み、病床からも十数曲の歌が生まれ、今回のCDに込めた。
これまではメロディーから作曲していたが、病室では音が出せないため、歌詞先行で曲作り。「自分の中で新鮮でしたね」と振り返る。
CDはライブでも共演する、作詞家でベーシストのK.INOJO(ケイ・イノジョー)、編曲家の青木庸和らプロで活躍する音楽家の協力を得て完成。今も治療を続けながらの活動だが、顔の筋肉を動かして歌うことはリハビリにもなっているという。
「夜の色」は、まさに、さまざまな人生模様が凝縮されたかのような病院の夜の空間で、あふれ出た思いを集めた曲。その他、愛する女性との別れを歌った「Thousand Nights」、スピード感のある「疵―kizu―」の3曲を収録した。
魚住さんは「前回よりも今回、今回よりも次はさらに進化を目指したい。これらの曲が皆さんの心にどう響くのか楽しみです」と話している。
CDは1000円(税込み)。イオンモール和歌山の島村楽器やウェブサイトで販売している。
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