島精機トップ交代へ 後任に長男三博副社長

コンピューター横編機で世界トップシェアを誇る㈱島精機製作所(和歌山市坂田)は、創業者の島正博社長(80)の後任に、長男の島三博副社長(55)が昇格する人事を発表。正博氏は代表権のある会長となり、親子で引き続き経営をけん引する。6月28日開催予定の定時株主総会での承認を経て、正式に就任する。

トップ交代人事は1日の取締役会で決議。同社は人事の理由を「さらなる企業価値の向上を目指し、経営体制の一層の強化、充実を図るため」としている。

正博氏は昭和36年に同社の前身、三伸精機㈱を設立し、社長に就任。平成21年から営業本部長を兼務している。

三博氏は昭和62年に島精機に入社。システム開発部長、生産本部長、専務などを歴任し、平成24年に副社長に就任。現在は営業本部副本部長、経営企画部担当を兼務し、社長昇格後は同担当と営業本部長を兼務する。

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