和大野球が歴史的1勝 上武に敗れるも8強

近畿学生野球連盟加盟67年目で初のⅠ部リーグ優勝を果たした和歌山大学硬式野球部が、第66回全日本大学野球選手権大会に出場。7日に明治神宮球場で行われた初戦は岡山商科大学(中国地区大学野球連盟)を4―1で破って歴史的1勝を飾り、国公立大学として7年ぶりの8強入りを果たした。8日の準々決勝は上武大学(関甲新学生野球連盟)に4―11で敗れたが、スタンドからは和大ナインに熱い声援が飛んだ。(写真は和大提供)

【8日】

和歌山大 0 0 0 0 2 0 2 4
上武大 0 3 1 3 3 0 1x 11

(7回コールド)

【7日】

和歌山大 1 0 3 0 0 0 0 0 0 4
岡山商科大 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

準々決勝で強豪の上武大と対戦した和大は2回裏、三つの失策で3点を奪われるなど序盤から苦しい展開に。7点差で迎えた5回表、和大は田頭に2点本塁打が飛び出し、追い上げを図るが、その後も強力な上武打線に追加点を奪われ、7回コールドで準決勝進出を逃した。

7日の岡山商科大との初戦は、全日本大学選手権での歴史的1勝を目指すナインを後押ししようと、和大側スタンドには約400人の応援団が駆け付け、声援を送った。

1点リードで迎えた3回表、和大は大畑が適時二塁打、池内が適時打を放つ猛攻で3点を奪い、勢いに乗った。守っては、エース貴志が完投し、10安打を許すも1失点と粘りの投球で、安定した試合の流れをつくった。

快挙に祝福続々 SNSでも注目

全日本大学選手権はスポーツ専門チャンネルでの放映の他、インターネット上で試合展開が速報され、各地の大学野球ファンが注目。和大硬式野球部の活躍に、SNSでは祝福のコメントが多数アップされた。

ツイッター上では「国立大学が初戦で勝利するのはいつ以来よ? これは快挙」「俺らの頃は監督もいなかったのに衝撃! 凄すぎ」「和歌山大学勝ったんか!すげーな!!  みんなおめでとう」など、歴史的1勝に驚きと喜びが上がっていた。

生還し、チームに祝福される選手(岡山商大戦)

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