水の国PR・県ポスター 全国コンク5位

 県の観光PRポスター「水の国、わかやま。」が平成28年度第65回日本観光ポスターコンクールのオンライン投票部門で全国5位に輝いた。「水の国、わかやま。」キャンペーンの開始から来月で1年。ポスターを通じて水資源の豊かさが多くの人に伝わったとみられ、県観光振興課は「純粋にうれしい」と喜んでいる。

 同コンクールは日本観光振興協会が観光ポスターの質的向上と国内観光の振興を目的に昭和22年から毎年開いている。今回は全国の自治体や交通関係の企業から計231作品の応募があった。第1次審査を通過した50作品を対象にインターネット上で一般投票が行われ、「水の国、わかやま。」は1200票を獲得。全国5位となった。

 県によると、同コンクールにはほぼ毎年出展しているが、近年は上位に入ったことはないという。清流として知られる田辺市の安川を撮影ポイントとし、ネイチャーフォトグラファーの内山りゅうさんが撮影。渓谷に太陽光が差し込み、太陽の光が水底に反射し蒼(あお)く染まった瞬間を切り取っており、和歌山の水の美しさを象徴する作品となっている。

 県の観光PRポスターは「水の国、わかやま。」をはじめ計5種類。ポスターは9月に東京都内で開かれる「ツーリズムEXPOジャパン2017」の会場で展示される予定で、同課の舛田拓哉主査は「ポスターを見た多くの人が和歌山に来てほしい」と効果に期待を寄せている。

観光振興への効果が期待される「水の国、わかやま。」ポスター

観光振興への効果が期待される「水の国、わかやま。」ポスター

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