次世代型路面電車に意欲 尾花和歌山市長
尾花正啓和歌山市長は21日、県選出の国会議員や関係省庁を訪れ、来年度の国の予算や施策について要望活動を行う。
要望事項は計39項目。尾花市長は20日の定例記者会見でIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致に関する規制の緩和をはじめ、市中央卸売市場の整備や中心市街地の活性化、生活交通の確保、友ヶ島の安全向上などについて交付金の申請要件緩和や予算の確保を求めると発表した。
市内各地を結ぶ公共交通の将来像を尋ねる質問に尾花市長は、LRT(次世代型路面電車システム)の導入に意欲を示し、「(かつての市電を思い出させ)ノスタルジーがある。初期投資は国の補助もあると聞いており、それほど心配していない」と回答。導入に向けた課題として、バス事業者との調整や中心市街地の人口減による採算面の不安を挙げ、「まちなかの人口を増やしていく必要がある」と強調した。
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