和歌山城の石垣清掃 消防局が訓練兼ねて

 和歌山市消防局(大浦正男局長)は1日、和歌山城で石垣などの清掃を兼ねた高所作業訓練を実施した。

 同訓練は、消防職員の空中における作業技術の向上や体力、組織力の強化を図ることを目的としており、平成23年の開始以来、今回が13回目となった。

 今回の作業には157人の消防職員が参加。3組に分かれて二の丸広場周辺の堀、汀丁交差点側の堀を分担した。

 職員は堀の上の樹木に結び付けたロープを使って石垣を降り、生い茂った雑草を除去し、石垣の上の職員がコンテナにたまった雑草を引き上げ、回収した。職員らは現場で常に声を掛け合いながら、手際よく作業を進め、約3時間かけて清掃は終了した。

 今回で3回目の参加という山本恒太消防司令補(33)は、「石垣などでの作業はいつもの訓練場とは違い、足場が悪く安定しませんが、より現場に近い環境で行うことになるので、いい練習になります」と訓練を振り返っていた。

ロープをつたって石垣を降りる消防職員

ロープをつたって石垣を降りる消防職員

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