智弁の初戦は興南 夏の甲子園組み合せ

 7日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第99回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で行われ、県代表の智弁の初戦は、大会第4日の第3試合、沖縄の興南との対戦に決まった。

 興南は2年ぶり11回目の出場となる。昨秋の県大会は決勝で美来工科に敗戦。春も優勝を逃したが、夏の大会では美来工科との決勝で18安打を浴びせ、15―1と快勝した。

 興南は安定した守備が特長で、沖縄大会6試合の失策はわずか2。4投手が登板し、エースナンバーを背負う川満、1年生ながら安定感のある宮城を主戦とする。

 チーム打率は3割2分6厘。金城は下位ながら打率5割7分1厘を記録し、チームトップの7打点を挙げた4番で主将の福元は勝負強さが光る。

 大会開幕戦は彦根東(滋賀)と波佐見(長崎)の対戦。第2日の第1試合は、夏連覇を狙う作新学院(栃木)が盛岡大付(岩手)と顔を合わせる。

 智弁が登場する第4日は、第2試合で横浜(神奈川)と秀岳館(熊本)の優勝候補対決が実現。史上初の2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)は第4試合で米子松蔭(鳥取)と対決する。第1試合も広陵(広島)と中京大中京(愛知)の甲子園常連校同士の戦い。強豪校による好カードが連続する注目の一日となり、智弁の活躍に期待が高まる。

 大会は7日から15日間(雨天順延、準々決勝翌日の休養日を含む)。開会式の選手宣誓は、滝川西(北北海道)の堀田将人主将が務める。

興南・川満投手㊧(沖縄タイムス提供)、智弁・黒原投手

興南・川満投手㊧(沖縄タイムス提供)、智弁・黒原投手

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