災害協定締結 紀の川市とノーキョー食品
災害発生時に地域住民の安全を確保するため、紀の川市は22日、清涼飲料などの製造、販売を手掛ける和歌山ノーキョー食品工業㈱(本社=和歌山市美園町、柏木章宏社長)と災害協定を締結した。
市は、平成18年6月から自治体や企業、団体と協定を結んでおり、今回が60例目となる。
協定により同社は、災害時に飲料水を供給する他、100人ほどの収容が可能な桃山工場(紀の川市桃山町調月)の食堂を一時避難場所として貸し出し、地域住民の支援を行う。また、防災意識を高めるための啓発活動にも取り組んでいく。
同日、市役所で調印式が行われ、中村愼司市長と柏木社長が協定書に署名した。
中村市長は「飲料の確保は重要な課題であり、提供していただけることは本当に心強い」とあいさつし、柏木社長は「お世話になった地域の方々や紀の川市に少しでもお返しができれば」と話していた。
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