偉人の功績伝える 陸奥生誕地に石碑と看板
陸奥宗光の没後120年を迎えた24日、和歌山市は陸奥の生誕地である同市吹上に、生誕の地を案内する石碑と、功績を紹介する看板を設置した。
場所は、陸奥の生家があったとされる吹上3丁目の国道沿いの歩道。石碑は「陸奥宗光伯生誕地」と刻まれ、高さ約1・2㍍。看板はステンレス製で縦0・5㍍、横0・9㍍。陸奥の生い立ちや外交官としての活躍が紹介され、外国人観光客にも分かりやすいよう英字でも併記されている。
生誕地を示すものとしては、これまですぐそばの和島興産の専用工場敷地内に石碑があったが、高層マンションの建設工事に伴い、数年前に撤去されていた。
市文化振興課の宮田真吾課長は「市民や地域の方々に、陸奥宗光の偉大な功績を知ってもらいたい。学習の場としても活用し、郷土意識を高めてもらえれば」と話していた。
市は記念事業として、秋をめどに陸奥の銅像がある岡公園で、外務省から譲り受けた桜の植樹や、案内板の設置も進めているという。
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