四絶・呉昌碩の書や水墨画 県書道資料館で
県書道資料館(和歌山市西汀丁)で、開館25周年を記念した特別展が開かれている。中国の清朝末期から近代にかけて活躍した呉昌碩(ごしょうせき・1844~1927)の貴重な作品を見ることができる。
呉昌碩は、詩・書・画・篆刻ともに精通し、「四絶」と称賛された中国近代の優れた芸術家。同展では、独特の書体に造形美を感じる「篆書七言対聯(てんしょしちごんついれん)」の他、水墨画「珊瑚樹図」と「竹石図」の計3点を展示している。
会場には、和歌山の書道教育の発展に尽くした同館ゆかりの書道家・天石東村(1913~89)の書作品も展示。万葉歌や中国の書道の古典「九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)」など天石の流麗な作品を見ることができる。11月30日まで。
日曜・祝日は休み。大人300円、小中学生200円。問い合わせは同館(℡073・433・7272)。
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