カポエィラで交流 ファサダアルチ和歌山

華麗な足技で知られるブラジルの格闘技「カポエィラ」に取り組むグループ「フォサダアルチ和歌山」(馬場田一人代表)は、毎週土曜の夜に和歌山県和歌山市中之島のいこら会館などで練習を重ねており、カポエィラの魅力を発信している。

カポエィラは16世紀ごろ、ブラジルに連れて来られた奴隷が、踊りに見せて練習をした格闘技、護身術が始まりといわれ、音楽に合わせてのダンスやスポーツなどの要素が組み合わさり、世界中で親しまれている。

参加者は、楽器奏者、歌い手、対戦者に分かれ、歌い手がつくる円陣の中、2人の対戦者が交代で組み手をする「ホーダ」を行う。

多くの蹴り技が使用される組み手は、お互いの体に当てないように攻防を行う熟練度や協調性が必要で、競技をしていく中で柔軟性や筋力アップ、体力向上が期待できる。

フォサダアルチ和歌山は、大阪で練習していた馬場田代表が約5年前に立ち上げ、現在は10~50代の男女約20人が毎週汗を流している。また、各国の出し物が行われる県国際交流協会の「国際交流サマーフェスタ」への参加や、月に1度の野外ホーダなど幅広く活動している。

参加して1年ほどという舛本このみさん(33)は「運動だけでなくストレッチも楽しみながら行えます。今後はできる動きを増やしたい」と意欲的。「日本人は息抜きが下手です」と話す馬場田代表(37)は「僕はカポエィラと出合い、より生活が充実したものになりました。この素晴らしい競技を多くの人に知ってもらいたい」と意気込み、活動への参加を呼び掛けている。

問い合わせは馬場田代表(℡090・5655・2052)まで。

華麗な足技を磨くメンバーら

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