マリーナ光で彩る フェスタ・ルーチェ

 夜の和歌山マリーナシティ(和歌山県和歌山市毛見)を光で彩るイルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェin和歌山マリーナシティ」が11月3日から始まる。76日間にわたり、光に包まれた幻想的な空間で観覧車やメリーゴーラウンドなどのアトラクションや食事などを楽しめる。このほど、和歌山マリーナシティホテルで開催を記念するセレモニーパーティーが開かれ、県選出の国会議員や地元首長、経済界関係者らが開催決定を祝った。

 実行委員会(古澤良祐会長)が主催。多施設のイルミネーションを手掛けた実績を持つMK Illumination社(オーストリア)と㈱タカショーデジテック(海南市)、カラーキネティクス・ジャパン㈱の3社が光を共同でプロデュースしている。

 同所では、平成7年に「光の回廊 ルミナリエ」を開催。前年に約300万人を集めた「JAPAN EXPO世界リゾート博」の1周年記念イベントとして開かれ、南イタリアの景観を表現した演出目当てに多くの人が訪れた。実行委によると、ここで使われたイルミネーションが、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂を願い始まったルミナリエになったという。

 イタリア語でフェスタは「祭典」、ルーチェは「光」を意味する言葉。「本当のクリスマスに出逢える場所」をコンセプトに、期間中は光の装飾により、ヨーロッパにいるような気分を味わえる。観覧車からイルミネーションを一望でき、光と遊べる「カラーシャドウライティング」やクリスマスメリーゴーランドなどの仕掛けも用意。飲食店舗も多く出店する。古澤会長は「これまでのマリーナシティは夜が少し寂しかった。イベントを通じ和歌山を活性化したい」と意気込んでいる。

 記念パーティーで尾花正啓市長は「和歌山市の夜の魅力を向上していただけるのはありがたい。地域の消費拡大にもつながると思う。地域全体で盛り上げていきたい」と述べた。

 開催期間は来年1月28日まで。初日から11月30日までは、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんの絵本原画展「えんとつ町のプぺル展」、12月1日から25日まではプロジェクションマッピングが行われる。

 「フェスタ・ルーチェ」は1月8日までは毎日開催し、以降は金・土・日曜日のみの開催。営業時間は午後5時~午後9時。入場料は前売り券が大人1300円、小人700円、当日券は大人1500円、小人800円(税込み)。各コンビニ、チケットぴあなどで販売。

来場を呼び掛ける尾花市長(中央)と古澤会長㊧、㈱タカショーの高岡伸夫社長㊨

来場を呼び掛ける尾花市長(中央)と古澤会長㊧、㈱タカショーの高岡伸夫社長㊨

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