駅利用のマナーアップ 県警、中学生ら啓発
和歌山県警は19日から29日まで、駅構内などでマナーを啓発する「きのくに・さわやかマナーアップキャンペーン」を実施している。初日の19日にはJR和歌山駅西口前で、和歌山市立有功中学校、東和中学校、城東中学校の生徒や教員、少年補導員やJR職員など約60人がマナー向上を呼び掛けた。
同キャンペーンは平成15年から実施し、当時公共の場で所構わず地面(地べた)に座る若者「ジベタリアン」によるマナー悪化を改善しようと始まった。
今期はJR西日本と南海電鉄の計16駅で行われる。「現在は歩きスマホなどのスマートフォン関係のマナー違反が目立ちます」と県警本部少年課の倉橋晶警部は話す。
各校の生徒を中心に、駅利用者や通行人にポケットティッシュやクリアファイルなどの啓発物品を配り、声掛けや看板を示して啓発。「マナーアップキャンペーンです。よろしくお願いします」と生徒らの元気な声が響いていた。
有功中3年で生徒会役員の橋本智子さんは「電車内でお年寄りに席を譲らない若者のマナー違反が目立ちますが、できるだけ多くの方にティッシュを配ることで、自分のマナーを振り返る機会にしてもらえれば」と話していた。
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