和歌山で働いて 県と近大が就職支援協定
県は学生の県内企業への就職を支援する就職支援協定を近畿大学と締結し、11日に県庁知事室で行われた調印式で仁坂吉伸知事と塩﨑均学長が協定書に署名した。県の協定締結校は9校目となる。
同大は大阪、和歌山をはじめ全国6カ所にキャンパスがあり、学生・大学院生数は14学部12研究科で3万3125人(5月1日現在)。うち県内からは1419人が進学している。同大の就職支援協定は10県目。県とは平成24年に包括連携協定を結んでおり、地方創生に取り組んできた。今回の締結で、同大では地元で就職を考えるローカル志向の学生に向けた就職情報を充実できるとしている。
仁坂知事は「和歌山に求人はあるのに人が来ない。大学で求人をアピールさせてもらい、大学にも積極的になってもらえると県内での就職状況は大きく変わる。近畿大学にも期待したい」とあいさつ。新宮市出身の塩﨑学長は「生物理工学部のキャンパスや、付属中学・高校、そしてマグロの養殖場と和歌山は縁の深い所。お世話になっているので、せめてこのような形で役に立てたら」と話した。
今後は学生、保護者への県内企業の情報やイベント情報の提供、U・Iターン就職活動の支援と促進、インターンシップの受け入れ支援などで協力していく。
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