驚きと夢が一杯の舞台 29日マジックフェス

 和歌山マジシャンズクラブ(森教二会長)は29日午後1時から、和歌山県和歌山市民会館大ホールで、第17回「マジックフェスティバル」を開く。

 同クラブは「市民成人学校マジック教室」(現「市民大学マジック教室」)修了生で結成され、ことしで25年目。小学校や高齢者福祉施設などを訪れ、マジックを披露するボランティア活動も行っている。

 年に1度の発表会となる同フェスには50代から80代までの22人に加え、子どもマジック体験教室に参加した小学生4人が出演。見応えのある大型イリュージョンをはじめ、浪曲マジック、カップやボール、風船やトランプを使ったもの、南京玉すだれなどバラエティーに富んだ内容で披露する。

 先日同市の河西コミュニティセンターで行われた練習では、当日に向け岩橋延直さん(83)指導のもと、音楽に合わせてタイミングなどを確認した。初めて舞台に立つ新南小学校4年生の辻翔仁(はやと)君は新聞を使ったマジックに挑戦。「おじいちゃんとおばあちゃんに見せたら、喜んでくれてうれしかった。発表会でもみんなを驚かせたい」とにっこり。

 小学校5年生からマジックを続ける森会長(75)は「相手の心理をそらして、だますのが楽しいですね。皆さんの笑顔が何よりの励みになります」と話し、岩橋さんは「かつて和歌山は日本のマジック界をけん引し、全国的にもレベルが高い。『どうなってるの?』と不思議で夢のあるマジックを、ぜひ気軽に楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。

 無料。問い合わせは森さん(℡073・452・8627)。

パンダがテーマのマジックも

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