優秀賞に生田君 手づくり紙芝居コンクール
紙芝居をつくり、演じる楽しさを通して読書との関わりを深めてもらうことを目的とする、県教育委員会主催の「第24回手づくり紙芝居コンクール」の最終審査会が28日、和歌山県和歌山市西高松の県立図書館で開かれ、ジュニアの部で湯浅町立田村小学校1年の生田宗一郎君、一般の部で摂南大学紙芝居プロジェクトが優秀賞を受賞した。
平成6年度から始まり、27年度からは「ふるさと和歌山再発見!」をテーマに和歌山を題材にした紙芝居をジュニアの部、一般の部で募集。最終審査では、応募された54点から予備審査を通過したジュニア部門4点、一般部門6点の10点が実演された。
立野淑郎館長、作家の前田朋子さん、和歌山紙芝居研究会代表の森教二さんが審査員を務め、出場者は登場人物の演じ分けや紙芝居のめくり方など、演じる方法にも工夫を凝らし、それぞれのオリジナル紙芝居を披露した。
ジュニア部門特別奨励賞に選ばれた桐蔭中学1年の山地澪也君(12)と妹で和歌山市立川永小学校5年のくるみさん(10)、3年のなごみさん(8)の3きょうだいは「お母さんが子どもの頃よく動物園に行っていたという話を基に3人でつくった。昨年も3人で参加して、2年連続の特別奨励賞だったので悔しい。ことしもらった講評をたくさん盛り込んで、来年は優秀賞を狙いたい」と話していた。
審査結果は次の通り。
【優秀賞】ジュニア部門=生田宗一郎「わかやまわかめ」▽一般部門=摂南大学紙芝居プロジェクト「天狗がたてたお寺」
【特別奨励賞】ジュニア部門=山地澪也・くるみ・なごみ「お城の動物園」▽一般部門=藤田征宏「おなやみかいけつ うめぼしでら」
【奨励賞】ジュニア部門=水本莉沙子「パンダはパンダ」、向陽中学校図書部「千ちゃん物語」▽一般部門=渡邊操「輝く岬」、戸田朱里「和歌山ナンバーワン」、貴志川高校図書部「ハッピーガーデンにある岩のなぞ」、日高高校JRC部「パンダくんとカラスくん」
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