災害用毛布を県に寄贈 和歌山米穀と紀陽
和歌山米穀㈱(和歌山県和歌山市元寺町東ノ丁、尼岡良則社長)と㈱紀陽銀行(同市本町、松岡靖之頭取)は、共同で災害救助用毛布を県に寄贈し、27日に県庁で贈呈式が行われた。
企業が資金調達に発行する私募債の手数料の一部で地域貢献を行う同行の「紀陽CSR私募債」の一環で、今回は同社の手数料から20万円相当の災害救助用毛布約110枚が贈られた。同行のCSR私募債はこれまでに196件発行され、学校の遊具や福祉施設の車いすなど、企業の希望と寄付を受ける施設や団体の要望に合わせてさまざまな物品が贈られている。
贈呈式では尼岡社長から山本等士県福祉保健部長に目録が手渡され、尼岡社長と同行本店営業部の吹田和彦副部長に感謝状が贈られた。
尼岡社長は「具体的な寄付は今回が初めて。役に立つものを贈れたらと思っていた」と話し、山本部長は「災害が起こらず、使わなくて済むのが本望だが、災害時の毛布はとても役立つので、きちんと管理していきたい」と感謝した。
寄付された毛布は今後、各振興局で備蓄用品として保管される予定。
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