情熱あふれる演奏で 16日和大吹奏楽部公演

 和歌山大学吹奏楽団の第39回定期演奏会が16日、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館大ホールで開かれる。団員ら52人は、音楽への情熱が伝わる演奏を聴衆に届けようと、同大観光学部の米山龍介教授の指揮・プロデュースのもと、本番に向け熱心に練習に取り組んでいる。

 同楽団は本年度、「和歌山と奏でる」をテーマに小学校を訪問し、これまでに約20校で演奏した。「小学生の目がキラキラしていて、来年も来てほしい、と言っていただくことにやりがいを感じます」と学生指揮の青木美憂さん(21)。トロンボーンを担当し、団員を叱咤(しった)激励しながらリードする。

 青木さんが「話を聞くのが上手」と評する山崎航さん(20)が団長を務め、トランペットを担当。「山崎が言うならやるか!」などと、その人望で団員をまとめている。

 フルートやトランペット、トロンボーンなど管楽器を中心に、コントラバス、エレキベースなどの弦楽器、トライアングル、タンバリンなどの打楽器を組み合わせた同楽団のレパートリーは幅広く、プログラムはクラシック、ポップスなどの3部構成。第1部はチャイコフスキー作曲の大序曲「1812年」、第2部はスタジオジブリの映画からの楽曲、第3部はクリスマスにちなんだ曲などとなっている。

 山崎さんと青木さんは「多くのお客さんに吹奏楽を身近に感じてほしいです。熱い演奏を楽しんでください」と呼び掛けている。  

 入場無料。開場は午後5時、開演は5時半。問い合わせはホームページ(wuwo.s31.xrea.com)、メール(wadai.wuwo@gmail.com)、ツイッター(@wuwo_wadai)、フェイスブック(和歌山大学吹奏楽団:wuwo)へ。

PRする山崎さん㊨と青木さん

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